
レ・ムーブには幅広い年齢層のお客様が、様々な目的を持ってご来店されます。
そして目標達成に向け、カラダ作りに取り組んでおられます。
今回はスケートに情熱を注ぐ中学生女の子のトレーニングをブログにしました。
仕事でお世話になっている先生からのご紹介でレ・ムーブに来られたMさん。
フィギュアスケートが大好きな、将来が楽しみな中学生です。
実はMさん、約1年前にも同じ先生のご紹介でレ・ムーブに通われていました。
1年ぶりにレ・ムーブに来られたMさんですが、再びレ・ムーブに来られた理由とは…
Mさんが初めてレ・ムーブに来られたのは約1年前
当時は脛骨疲労骨折によりスケートの練習ができず、完治後にきちんと練習復帰をしたいというのが目的でした。
お医者様からもいくつか運動制限が出ていて何をやって良いかわからず…
先生から相談を頂いて一度レ・ムーブに来ていただくことになりました。
Mさんと話してみると
「本当にスケートが好きで熱い想いを秘めているな」
というのが第一印象でした。
1カ月のトレーニングで…
復帰までの1カ月間トレーニングを頑張ると言ってくれたMさん。
学校帰りに電車を乗り継いで、一人で頑張って通ってくれました。
Mさんとは最初にトレーニングの方向性を確認。
脛骨に負担が掛かる要因でもある
- 体幹が安定してなく、脛骨に負担が掛かっていること
- 股関節が上手く使えていないため脛骨に負担が掛かり、足関節まで硬くなっていること
そして下半身を安静にしている間に
- 遠心力に引っ張られないための上半身の使い方の強化
この3点に取り組みました。
1カ月後に無事復帰し、先生からも問題なく練習復帰できていると言っていただきました。
またトレーニングをやっていたおかげで、以前より安定してジャンプも良くなっているとのお言葉をいただきました。
無事に練習復帰でき、調子も良くなったと聞いていたので一安心だったのですが…
そんなMさん、再びレ・ムーブへ
その間、先生から時々Mさんの様子を聞いてはいたのですが、ある日先生から連絡をいただきました。
Mさんが転倒し、肩関節の靱帯損傷により肩が抜けそうでどうしたら良いかという内容でした。
後日レ・ムーブに来ていただくことになり、約1年ぶりの再会となりました。
身長が伸び、雰囲気も大人っぽくなって、成長の早さにビックリでした(*_*)
感動の再会でした(*^▽^*)
そんな感動から一転…
ご両親にもお話を聞くと、関節唇を損傷し内出血を起こしていました。
練習できる内容も限られ、ジャンプも禁止されているとのことでした。
そのため練習復帰に向けてリハビリに通いながら、レ・ムーブにトレーニングに通いたいとの旨をお話いただきました。
Mさんの学校からレ・ムーブに通うのは結構大変で、リハビリもあるのに大丈夫か心配でした。
しかし「昨年復帰できたから頑張る!」と言うMさん。
信頼していただきトレーナーとして本当に嬉しかったですし、Mさんの練習復帰に向けて
「頑張ってサポートするぞ!」
と気合が入りました。
トレーニング開始
リハビリに通いながらのトレーニングが開始しました。
今回は3月にテストがあるので、それに向けて弱点の強化をしていくことに。
このテストの合否次第で、出場できる大会のレベルが決まるという大事なテストです。
現状を確認
Mさんの課題は
- 安定性が足りず、フニャフニャしている。
- 着地で上手く止まれず、ふらついてしまう。
ということでした。
着地が安定していないということは、ジャンプで跳んだ時点で安定していないことにもなります。
これまで以上に体幹の安定が求められ、体幹を構成しているコアの筋肉を鍛えていかなければなりません。
もちろんコアだけ鍛えても、手足の筋力がなければ動作はできません。
コアのトレーニングをしながら、身体の使い方を習得していくことにしました。
体幹を安定させるために
体幹の強化といっても、体幹を正しく使えなければ良いパフォーマンスは出ません。
つまり良い動きは出来ません。
また体幹を構成しているコアが働く必要があります。
働かせるためには色々な条件が必要なのですが、Mさんの骨格バランスと動きをチェックすると
Mさんの場合は
- 脊柱の柔軟性と安定性
- 体幹質量の2/3を占める呼吸ユニット(横隔膜、骨盤底筋群、腹筋群、多裂筋)のコントロールすることで、動きやすさを作る
- 上肢-体幹-下肢の連動
これら3点が必要な条件でした。
身体の使い方を習得してきて…
Mさんには改めて体幹の重要性をお伝えしました。
そしてより高いレベルを求めるには
「正しい姿勢やポジションが作れないと良いスイッチが入らないため、良い出力が出せず、パフォーマンスは上がらない。」
ことをお話しました。
Mさんも理解してくれました。
すると正しい姿勢やポジションでトレーニングをすることで、動きやすさが出てきました。
宿題をやりながら足りない部分を補うことで、出来なかったトレーニングも出来るようになりました。
また呼吸ユニットの筋肉もコントロールできるようになりつつあり、無理なく身体をコントロール出来るようになってきています。
今は3回転ジャンプをしても、遠心力に負けずに着地が出来るカラダ作りが課題です。
Mさんが大好きなスケートにきちんと復帰できるよう、そしてテストに合格してより高いレベルでスケートに取り組めるよう全力でサポートして参ります(*^^*)

植山 緩美

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