植山 緩美植山 緩美

股関節の痛みに悩まされている方は多いですね。
なぜ痛みが出るか解らないままでいると、痛みが長引いてしまいます。今回は「股関節の痛み」でお悩みの方の体験からその後を書かせていただきます。

Yさんがレ・ムーブに来られたきっかけは

Yさんが右の股関節に痛みが走ったのは、体験に来られる2~3カ月前にお子さんと遊んでいた時でした。
それからしばらく痛みが治まりませんでした。

Yさんとしては痛みに対して「ストレッチ」「筋力トレーニング」で改善できないかと思い、レ・ムーブに来られました。

 

また趣味でサーフィンをされており、サーフィンのための体幹や上半身も鍛えたいという想いもありました。

お話をさせて頂きながら
「股関節を治して、体幹を鍛えていく」
という方向性で、体験を進めていくことになりました。

チェック

レ・ムーブの体験ではまず「カラダのチェック」をしています。
今回はなぜ股関節に痛みが出るのかを知るためのチェックを行いました。

 

股関節に痛みが出る原因として

  • 股関節そのものに問題があり痛みがある
  • 股関節以外の他の部位に問題があり、その分股関節に負担が掛かっている
  • 動作(股関節の使い方)に問題がある

などが考えられます。

 

そのため股関節のみでなく、身体全体で考えていかなければなりません。
チェックを行っていく中でYさんの問題点がいくつか見えてきました

股関節周りの筋肉が硬い

Yさんは右と左の股関節周りの筋肉の柔軟性が無く、更に左右差もありました。
筋肉は柔軟性がないと硬くなりますが、筋力が無く正しく使えてなくても、血流が悪くなり硬くなります。

 

また股関節周りの筋肉のバランスが悪いと
股関節のはまりが悪くなる→不安定になる→左右にふらつかないよう固めてしまう→結果として硬くなる
と悪循環に…

実際に図のように股関節周りは色々な筋肉で包まれ安定しています。

両足首が不安定

なぜ股関節周りの筋肉が硬くなっているのか考えつつYさんのお話を聞いていると、実は学生時代に両足首を靱帯断裂していました。
右の足首は手術をしていました。

 

足、膝、股関節は互いに影響し合っています。
どこかが悪くなることで、他の関節に影響が出てくることがあります。

足が不安定な分、股関節が頑張って補うことで負担となり、股関節周りの筋肉が硬くなったのではないかと推察しました。

また足裏の腱膜も硬くなっていたので、より股関節に負担が掛かっていたと思います。

体幹のバランスが悪い

上記のように股関節は下半身の影響を受けますが、体幹の影響も受けています。

下半身の上に体幹部分が乗っかっています。

動く時に上に乗っている体幹部分が安定していないとグラつきが増し、より下半身の負担も増幅します。
そのため、体幹部分が乗っかっている股関節に負担が掛かってきます。

 

Yさんの体幹のチェックをしてみると腹筋のバランスに左右差がありました。
また体幹と股関節を繋ぐ「大腰筋」という筋肉がありますが、この筋肉のチェックをしてみると右の大腰筋が働いていませんでした。

そのチェックの際に、Yさんの
「痛っ」

と声があり、左の腰にストレスが掛かって痛みが発したようでした。

Yさんへのアプローチ

チェックの結果からYさんとご相談し、股関節への負担を減らしながら股関節の痛みを取っていくことにしました。

そのためには股関節そのものへのアプローチもですが、体幹と股関節のバランスを取るためのアプローチも行っていく必要があります。

今回は体験で時間も限られていたため、1つずつアプローチを行うことに。

股関節へのアプローチ

チェックでは股関節の周りの筋肉のバランスが悪く、硬くなっていました。
まず先に硬くなっている筋膜へのリリースを行い、筋肉の硬さを取りました。

ただ筋肉をゆるめてもまたすぐに硬くなるため、股関節を安定させなければなりません。
そのために股関節の筋肉のエクササイズを行いました

「シェルエクササイズ」と言います。
以前ヒップアップ動画として撮っていたものなので、参考までに載せておきます。

股関節を安定させるため、ヒップアップ効果にも繋がります。

体幹へのアプローチ

体幹へのアプローチには「ストレッチポール」という細長い筒状のツールを使いました。

背骨の形状に合わせて作られているので、仰向けになって使うことで体幹の安定に加え、体幹と股関節のバランスを取るためにも有効なエクササイズになります。

 

Yさんの場合左足はスムーズに上げれるものの、右足を上げる時は体幹の横へのグラつきが大きく、上げるのに時間が掛かりました。

このことからも体幹のバランスが悪く、右の股関節との連動性が悪いことがわかりました。

腹筋群を意識してもらい、繰り返しやっているうちに少しずつ右足を上げる感覚がわかってきました。

先に股関節へのアプローチを行っていたため、連動性が高まりやすくなっていたためだと思います。

 

2つのアプローチが終わってから、再度股関節の柔軟性をチェックしてみると…

股関節周りの筋肉が柔らかくなって、右の大腰筋もしっかり働いてくれました。

これにはYさんも

「へー」

と驚かれていました。

 

つまり本来あるべき機能が正常に働くようになったということです。

「まずこれが出来るようになって定着させないと、股関節への負担が取れず痛みが続くと思いますよ。」

という旨をお伝えしました。

 

長年のカラダの癖からきたものは戻りやすいため、定着させなければなりません。

そのためにご自宅での「ホームエクササイズ」として、定着させるための宿題を出させていただきました。

レ・ムーブでは早く効果を出して定着させるために、お客様に宿題を提供させていただいております。

 

Yさんには

  • 股関節周りの筋膜リリース
  • 股関節のエクササイズ
  • ストレッチポール(ご自宅にお持ちでしたので)をつかってのエクササイズ

以上の3つを宿題とさせていただきました。

 

宿題を頑張ってもらいながら月2回で通っていただくことになりましたが、1ヶ月半くらい経ったころから股関節の痛みが無くなってきました。

股関節への負担が減ってきたことで、痛みが取れてきたのだと思います。

Yさんは体幹の安定の必要性を感じてくださり、崩れないためにも「体幹を強化していきたい」と言われました。

そして現在は

Yさんは元々サーフィンのために体幹を強化したいと言われていました。

体幹の安定のためには

筋力アップ+動きづくり

の両方が大事で、並行してやっていく必要があります。

 

筋力アップのために重量を掛けて「スクワット」を行うことにしました。

最初は20㎏のバーを担いで5回しか出来ませんでした。

「ベントオーバーローイング」という背中のトレーニングも、すぐ身体がグラついてしまって数回でダウン…

 

ところが動きづくりと並行してやっていくうちに、身体の使い方が解ってこられ動きがスムーズに。

筋力も付いてきて重量もUP

20㎏を5回しか出来なかったのが、今では55㎏まで上げられるようになりました。
回数も5回→10回へ

 

「カラダはやったことに反応する」という特性があります。

刺激(重量)を少しずつ増やしていくのに対し、身体が適応しながら筋力も付いてきました。

今では股関節も違和感なく、サーフィンをしても調子が良いそうです。

 

また出来なかったことが出来るようになる→カラダが変わってきている

という効果があると、トレーニングへのモチベーションが上がります。

 

Yさんの場合は股関節の痛みの改善がきっかけでしたが、今もこうやってトレーニングにを頑張ってくださっています。

今後もYさんの「カラダ作り」を全力でサポートさせていただきます!

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植山 緩美

植山 緩美

身体が変わることで「人生が変わった」「生活が変わった」と嬉しいお言葉を頂きます。パーソナルトレーニングを通して、お客様に笑顔になって頂ければ本望です。女性ならではの目線で全力でサポートさせて頂きます!>>詳しいプロフィールはこちら