
急性期の腰痛で来られたKさん。急性期ならまず病院に行って頂きますがレ・ムーブに来て頂いたからには何かお力になれることができればと思いKさんの了解を得て体験レッスンさせて頂きました。
レ・ムーブに来たきっかけ
数日前に、腰が痛くて夜中に目が覚めたそうです。
以前ぎっくり腰みたいな症状はあったものの今までにないことが起きたので早急に腰痛を改善しなくてはとKさんは思いました。
以前腰痛の時に整体に行った経験があり気休めにしかならなったと仰っていました。
どこに行っても良くならないのなら、腰痛にならないカラダ作りが必要なのではないかと思い立ったそうです。
お母様に相談したところレ・ムーブを紹介してくれました。
お母様は以前からレ・ムーブに来て頂いており、ずっとKさんに勧めて頂いていたようです。
カウンセリング
Kさんのお仕事は乗務員です。
電車の揺れでも腰が痛いと仰っていました。
特にKさんは振り子型式の特急列車を任されているようで通常の列車よりも特に揺れが激しいそうです。(その揺れが早く列車が走るポイントのようです。)
Kさんは腰痛で仕事に支障が出てしまっている状態。
腰付近がずっとピリピリしていて違和感とのことでした。
腰痛は僕も経験がありますが、とても生活が辛く気持ちも沈むことをとても良く理解できます。
少しでもお力になれたらと思いました。
腰痛や肩凝りや膝痛などの機能を改善が目的というお客様に対して毎回確認でお伝えしていることがあります。
「レ・ムーブで出来ることは治療院や病院のようなアプローチではなく、根本から腰痛を改善、そして腰痛になりにくいカラダを作っていきます。Kさんがもし痛みが100が0になるような痛みの改善をイメージされていたらその痛みがどのくらい改善されるかどうかは分かりかねます。それでもよろしいですか?」と。
Kさんにお伝えしたところお母様からもレ・ムーブで出来ることの話しを聞いており了承して頂きました。
そして体験を進めることになりました。
チェック1 どんな動きで痛みがあるか
前屈、後屈をして頂きました。
前屈はできるけど後屈は腰が詰まるような動きでKさんは顔を歪ませていました(>_<)
チェック2 お腹に力が入るか?
腰をサポートするのはお腹の力です。
仰向け姿勢で両手を揃え天井に、両膝を曲げて揃えます。そして横からトレーナーが抵抗を左右に加えてお腹の力で体幹が安定しているかをチェックします。
結果はお腹の力が入らず、体幹部が左右にゆれてしまいました。
Kさんは腰痛の原因の一つとしてお腹の力が入らず腰がサポートされていないことがわかりました。
お腹の力が入らない原因は?
原因は普段の姿勢、呼吸、内臓の疲労やストレスなど様々です。
お話を聞いていくと、アルコールの過剰摂取が問題であることがわかりました。
簡単に書きますが、アルコールをたくさん摂取するとアルコールを解毒するのに肝臓が頑張ります。
頑張り過ぎると肝臓が疲労してしまい、肝臓の周りの組織も硬くなってしまいます。
特にその周辺の組織は、横隔膜があります。
横隔膜は呼吸をする上でとても重要な筋肉です。
チェック3 呼吸はしっかりできてるか?
呼吸がしっかり出来ているか確認すると、肩が上がる呼吸(強制呼吸)が顕著にあらわれました。
これは正常な呼吸ではありません。
そうなるとどんどん呼吸が浅くなりお腹にも力が入らなくなってしまいます。
しっかり腹式呼吸が出来ないとお腹の力は入りません。
この呼吸の仕組みは機会があればお話したいですが長くなるので、、、
まとめると
というのがチェックで分かりました。
Kさんはなるほどなぁという反応でした。
まさか飲み過ぎに繋がるとは、、、(Kさん)
アプローチ
②仰向けでの腹式呼吸
③お腹の力を高めるエクササイズ
④お腹の力を抜かないでヒップリフト!
⑤仰向け姿勢。両膝をそろえて左右に倒す。(トレーナーが軽く抵抗をかける。Kさんはずっとお腹の力を抜かない)
↑↑
文書にすると複雑になるのでこの辺で、、、
②⇄③や④⇄⑤を交互に行ったりとかもします!
原因となるところからアプローチをして再チェック!
チェック1 前屈、後屈
→前屈も後屈も可動域が上がった。腰が少し詰まらなくなった!
チェック2 お腹に力が入るか?
→お腹に力感を感じた!
チェック3 呼吸が出来ているか?
→少し肩は上がらないようになったけど先ほどよりは、、、(鼻づまりがありました)
結果、腰が少し楽になったKさんは仰いました。
初めは仰向け姿勢もキツそうでしたがそれが緩和し、仰向け姿勢から起き上がる時もスムーズになり、動作も初めの時より機敏になっていました。
そこから、トレーニングと行きたいところでしたがアプローチをする中で炎症の疑いもあったので今日はここまでとしました。
次回までに、、、
まずお腹の力を抜かずに腰に痛みなく
☑︎ 背骨を動かせるか?
☑︎ 股関節を動かせるか?
☑︎ 肩甲骨を動かせるか?
☑︎肩甲骨、背骨、股関節が連動して動かせるか?
など動かせる状態にしてその状態を保つために強化するトレーニングしていく方向性をお伝えしました。
ご自宅で実践して頂くことは
・お腹のマッサージ(横隔膜も)
・腹式呼吸
をご提案しました。
腰が痛いから腰をなんとかしようと思っても改善は難しいと思います。
根本から解消し、腰に負担がかからない状態を作ることが大事ですね。
Kさんには早く根本的に腰痛を改善し、腰痛になりにくいカラダになって頂きたいと思います。
そしてハツラツとしてお仕事頑張って頂きたいです!
これから、忘年会シーズンに入ってきますね!
皆さんもアルコールの過剰摂取から今回の記事のようなことも起こりうるので気をつけて下さいね‼︎
もしこのようなことでお悩みでしたら是非こちらをご覧ください^_^
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藤木 明大

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