脚本家の橋田寿賀子さんは92歳になられるのですが、先日あるテレビ番組で週に3回パーソナルトレーニングを受けている様子が放送されました。
お客様とのパーソナルトレーニング中の会話の中で教えてもらったのですが、他のお客様も同じことをお話されました。
みなさんそれだけ影響を受けられたのだと思います。
橋田寿賀子さんにとってパーソナルトレーニングが元気に長生きする秘訣だそうです。
いくつになっても人に限界はないですね。
私も凄く刺激を頂きました。
改めてパーソナルトレーナーである自分の使命を再認識できた出来事でした。
今回のブログは、運動嫌いだけど健康のために運動をしたいJさんの記事です。
まずは現状を確認から
「パーソナルトレーニング」を検索し、HPを見られてレ・ムーブに体験に来られたJさん。
なぜパーソナルトレーニングを受けようと思われたのかお尋ねすると
「運動が嫌いで、一人では続かないから」
とのことでした。
Jさんはスポーツクラブやヨガに通ったものの続かず、スロージョギングに挑戦したもののこれも続かず…
そこに介護が入って身体を動かさない生活を送っているうちに、体重が増加してしまいました。
コレステロール値が上がり、病院で体脂肪・内臓脂肪を落とすように言われたのがきっかけで、運動することを決意したとのことでした。
また日々の生活の中で足腰の弱りも感じ、筋肉を付けたいと言われました。
詳しくお話を聞いていくうちに、Jさんはこれまで色々な病気や怪我などを繰り返していることもわかり、身体に相当な負担が掛かった状態で生活してこられたのだと感じました。
まずは現状どのくらい動けるかチェックしていくことにしました。
足腰の弱りの改善のために
最初に日常生活で立ち座りの動きと同じであるスクワットのチェックをしてみることに。
1/4ほど降りたところでJさんが
「もう無理!」
と言われストップしました。
そこで
「これに座ってください」
と試しに椅子を置いてみると、普通に座れました。
「同じように椅子に座る感じで、もう1回スクワットしてみましょう。」
と提案し、やってもらうとまた1/4降りたところでストップ…
椅子の高さまで降りることができません。
踏ん張ることができず、身体が安定しないようです。
身体が硬いのもありますが
・身体の使い方がわからない
・体幹をキープして動くことができない
ことが大きな要因だと考えられます。
身体の使い方がわからないと、日常生活での動きの中で怪我や痛みの原因にもなってきます。
Jさんの場合は特に太ももの裏側の筋肉であるハムストリングスの動きが悪く、股関節が上手く使えていませんでした。
またそれが足首の硬さにも繋がっていました。
足首が硬いと足裏全体に掛けるべき重心が安定せず、不安定な状態になり、ふらついてしまいます。
そのため踏ん張ることができなかったのです。
- 柔軟性の向上
- 身体の使い方
- 股関節の動きと安定性を出す
これらがJさんの課題だとわかりました。
トレーニングで柔軟性UP!
課題をお伝えし今回はスクワットを指標に、今よりも動けるようにすることを提案させて頂きました。
現時点で1/4しか降りることの出来ないスクワットを、少しでも深く降りれるようにしていくことを目標としました。
そのためにまずは股関節の動きに重要な太ももの裏側の筋肉であるハムストリングスの筋肉の柔軟性を出し、その筋肉を使えるようにしていくことに。
柔軟性を高めるものとして「ストレッチ」をしている方がほとんどだと思います。
実際にJさんもストレッチ専門のお店に通っているとのことです。
しかしそれでも柔軟性が高まらないのはその場で筋肉を緩めているだけで、実際に動かすことができず、使われない筋肉はまた硬くなってしまっていました。
Jさんにとっては筋肉を伸ばすだけのストレッチだけでは足りないということです。
そこでストレッチには色々な種類があり、柔軟性を高めつつ動きを良くするためのストレッチがあることをお伝えしました。
ハムストリングスに3種類ほどのストレッチを入れ、再び柔軟性をチェックすると先ほどよりも柔軟性が高まり、動かしやすいようでした。
試しにスクワットの動きをしていただくと、半分近くまで降りることが(*^▽^*)
そこに体幹を安定させるための「コアローテーション」というトレーニングを入れ、更に重心の乗せ方を指導させていただくと…
スクワットが半分以上深く降りることが出来ました!
それもふらつくことなく♪
Jさんもビックリされ、また嬉しそうでした(^^♪
そしてスクワットを2セットほど行い再度柔軟性のチェックをすると、更に柔軟性が高まってくれました。
身体を動かすことの必要性をJさんは感じてくださいました。
できることから少しずつ
即効性を出してトレーニングを行い、実際に効果は出ました。
しかしその日出来ても、長年の動きの癖などから戻りやすくなります。
Jさんもそのことが不安のようでした。
自分でスクワットが出来るかも不安でした。
トレーナーと一緒にやって出来ても、自分1人だと…
特に運動が嫌いな方は、日頃から動いていないため不安になるのは当然です。
そこでこの体験でやったことを意識して、足裏3点で日常の立ち座りの動きを行うことを宿題としました。
そして、できることから少しずつ取り組んでいき運動量を増やしていく方向性となりました。
実際に効果を感じたり、自分のペースで運動が出来ることでJさんの運動へのモチベーションが上がってくれました。
私自身、常に「何のために」ということを考えるようにしています。
その「何のために」ということをお客様に説明できなければ、お客様も頑張ろうと思ってくれません。
運動が嫌いな方には、この点が凄く大切だと思います。
気持ちが通じ合わないと、効果も半減してしまいますね。
2回目ご来店され実際にJさんの動きをチェックすると、前回よりも大分動きが良くなっていました。
宿題を意識してくださっていた表れです(*^^*)
6回目のトレーニングが終わった時点で、断然動きが良くなってきたのでトレーニングのレベルや量も増えてきました。
頑張って取り組んでくださいますし、睡眠障害なども改善されつつあるとお話してくださいました。
今後もJさんの「身体づくり」を全力でサポートさせていただきます!
1人1人体力レベルやモチベーションは違います。
しかし多くの方が運動の必要性は解っていると思います。
レ・ムーブではその方の身体に合わせてオリジナルのメニューを行っていただきます。
それがお客様本位であり、お客様に支持していただいている理由だと思っています。
運動が苦手で一人では不安な方はお気軽に一度ご来店ください!(^^)!
レ・ムーブでは随時体験を行っております。
ご興味のある方は是非一度お越しください!
https://re-move.co.jp/

植山 緩美

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